新潟市の窓口は保健所の環境衛生課で、貸し出しは捕獲かごです

新潟市の『ねずみ』の案内ページ(2026年5月8日更新)は、物理的防除の一つとして捕獲かごを紹介し、保健所で捕獲かごを貸し出していると書いています。問い合わせ先は新潟市保健所の環境衛生課です。ページには貸出期間、台数、予約方法、保証金の有無などは載っていないため、借りる前に、在庫と貸し出しの条件を電話で確かめてから取りに行きましょう。

市のページで貸し出しが案内されているのは捕獲かごで、粘着板や殺鼠剤、金網などの貸し出しや配布の記載はありません。市のページは、まず環境的防除(侵入させない、餌を与えない、巣を作らせない)を基本とし、捕獲器や薬剤はそのうえの手段として並べています。市が個人宅へ出向いて駆除や工事を行うという記載は、確認できませんでした。

新潟市の窓口は保健所の環境衛生課で、貸し出しは捕獲かごです:確認項目
市の案内にある防除内容住まいで確かめること
環境的防除侵入口の特定と封鎖、餌の管理、巣材や隠れ場所を減らす基礎の通気口、配線の引込口、食品の保管容器
物理的防除粘着板(室内の主流)や捕獲かご壁際や通り道に、数日間同じ場所へ設置できるか
化学的防除殺鼠剤(毒エサ)他の餌がない状態か、乳幼児・ペットの誤食を防げるか

参考:新潟市|ねずみ(住まいのねずみ対策)

読者の疑問

新潟市は、ネズミを駆除してくれますか。

比較ガイド

市の案内で確認できるのは、保健所の捕獲かごの貸し出しと、防除方法の説明です。市が個人宅へ出向いて駆除や侵入口の工事を行うという記載は確認できませんでした。詳しくは環境衛生課へ確認してください。

新潟市の案内で見る、家ネズミ3種の違い

市の案内は、ネズミには山野の野ねずみと人家に出没する家ねずみがあり、家ねずみはドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミを指すとしています。見分ける手がかりは、体長(尾を除く)、耳の大きさ、尾が胴より長いか短いかです。詳しい比べ方はネズミ3種の違いでも確認できます。

活動の特徴として、市は、ネズミは基本的に夜行性ですが、人の気配がなく安全と判断すると昼間も活動すること、視力が弱く警戒心が強いため部屋や通路の隅に体やヒゲを触れさせて同じルートを行き来することを挙げています。ネズミは寒さが苦手で、餌を確保するために冬に住居へ侵入しやすく、住み着いても屋内と屋外を出入りすることが多いとも書かれています。行動範囲は、クマネズミで半径約30m、ドブネズミはもっと広いと言われています。

新潟市の案内で見る、家ネズミ3種の違い:確認項目
種類体長(尾を除く)耳・尾の特徴市の案内にある生息場所
ドブネズミ18〜26cm耳が小さく、尾は胴より短い公園の地面、植え込み、下水管、ビルの低層階
クマネズミ14〜20cm耳が大きく、尾は胴より長いビル内部の高い場所、壁の中、天井裏
ハツカネズミ5〜10cm耳が丸く大きく、尾は胴より短い壁の中、天井裏、押し入れ、倉庫、畑

参考:新潟市|ねずみ(住まいのねずみ対策)

侵入口は、500円玉ほどのすき間でも足ります

市の案内は、ネズミ対策で重要なのは建物への侵入口を特定して塞ぐことで、代表的な箇所は建物基礎の通気口や配線の引込口にできた穴やすき間だとしています。通れるすき間の大きさは、子ネズミで幅1.5cm(大人の指が第二関節まで入る広さ)、大人で2.5cm(500円硬貨ほど)あれば十分と言われており、こうした場所を中心に家の周りを点検するよう勧めています。金網で直す前の確認は防鼠金網ですき間を直す前にで整理しています。

餌については、米、野菜、果物、乾物などのほか、ペットフード、固形石鹸、化学肥料、生花、球根まで食害されるとして、蓋つきの容器や冷蔵庫での管理を勧めています。巣材も、ティッシュペーパー、新聞紙、ビニール袋など身近なものが使われるため、こまめな整理整頓と清掃で隠れ場所を減らします。食品の置き方は食品保管の見直しも参考になります。

参考:新潟市|ねずみ(住まいのねずみ対策)

捕獲かごと殺鼠剤を使う前に知っておくこと

ネズミは警戒心が強く環境の変化に敏感なため、市の案内は、捕獲器を普段と同じ環境の同じ場所に数日間設置するよう勧めています。粘着板は見かけた場所の壁際、捕獲かごは通り道やよく見かける場所が置き場の目安です。置き方は捕獲器の置き場所の考え方で詳しく比べられます。

殺鼠剤には、4〜5日連続して食べさせる蓄積タイプと、一度の致死量で効く急性タイプなどがあります。市は、他に食べ物があると食べてくれないため、殺鼠剤以外に食べ物がない状態で使うこと、屋根裏や床下で死ぬと季節によって腐敗臭や虫の発生のおそれがあり、夏場の使用はおすすめできないこと、乳幼児やペットが誤食しないよう設置と保管に注意することを案内しています。使い方は製品の表示に従い、迷うときは殺鼠剤と捕獲器の比べ方を見たうえで業者へ相談してください。

参考:新潟市|ねずみ(住まいのねずみ対策)

家ネズミ3種は許可の対象外、ほかの動物は別です

長岡市の捕獲許可の案内は、日本の野生鳥獣は鳥獣保護管理法により許可なく捕まえたり飼ったりできないとしたうえで、いえねずみ類3種を対象から除いています。新潟市の案内で家ねずみとされるドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミは、この許可の対象外として扱われます。

一方で、タヌキやハクビシンなどの野生鳥獣は、許可なく捕獲できません。屋根裏の音が大きい、フンが大きいといった場合は、ネズミ以外の可能性もあります。捕獲器を仕掛ける前に、天井裏で音がするときの最初の確認で種類の見当をつけ、迷うときは保健所や市の窓口へ相談してください。

参考:長岡市|有害鳥獣の捕獲許可手続き

被害の種類と、相談を考える目安

市の案内は、ネズミの被害を衛生上、経済上、精神的な被害に分けて説明しています。衛生面では、咬まれたり触れたりして感染する場合や、フンや尿が食品を汚染する場合があること、ネズミに寄生するイエダニが、ネズミがいなくなった後に人を吸血して激しいかゆみや皮疹を起こすことがあると書かれています。かゆみや発疹が出たときは、自己判断せずに医療機関へ相談してください。

経済面では、食品の食害に加え、家電やパソコン関連のケーブルをかじって、短絡による機器の破損や火災、通信障害が起こることがあるとされています。県のページも、自分で駆除することが難しいときは専門の駆除業者へ相談するよう案内しています。天井裏の音が続く、ケーブルのかじり跡がある、侵入口が見つからないといった状態は、相談を考える目安になります。

参考:新潟市|ねずみ(住まいのねずみ対策)

賃貸・集合住宅・店舗のネズミは、管理者へ連絡します

新潟市のネズミのページには、責任の所在や費用負担についての記載は確認できませんでした。賃貸住宅や集合住宅では、侵入口が外壁、共用部、配管の周りにあることも多いため、入居者だけで工事や薬剤の使用を決めず、まず管理会社や管理組合へ、フンや音の場所、写真、日時を伝えます。連絡のしかたは集合住宅のネズミの伝え方と賃貸で害獣被害が起きたときで確認できます。

店舗や事業所でネズミが出た場合も、建物の所有者や管理者、契約している清掃・防除の業者と先に相談します。市のページでは、衛生害虫に関する問い合わせ先として保健所の環境衛生課が示されています。