名古屋市はハチの巣・ネズミを駆除しない|相談は区ごとの保健センターへ

名古屋おしえてダイヤルのFAQは、ハチの巣について、名古屋市では駆除を行っていないと説明しています。ネズミなどの衛生害虫も同じで、市は駆除方法などの相談に応じる立場です。相談は、住んでいる区を担当する保健センターの環境薬務課に行います。

市の案内では、ネズミ・害虫の相談は千種、中村、中、南の4つの保健センター環境薬務課が受け付けます。ほかの保健センターでも、窓口に来た人の相談は受け付けますが、現場調査などは4つのセンターに引き継ぐことがあります。ヒアリやアカカミアリと思われるアリを見つけたときは、触らずに、発見場所の区を担当するセンターへ連絡するよう、市のQ&A集に書かれています。

名古屋市はハチの巣・ネズミを駆除しない|相談は区ごとの保健センターへ:確認項目
相談する保健センター担当する区
千種保健センター 環境薬務課千種区、昭和区、瑞穂区、名東区
中村保健センター 環境薬務課西区、中村区、熱田区、中川区
中保健センター 環境薬務課東区、北区、中区、守山区
南保健センター 環境薬務課港区、南区、緑区、天白区

参考:名古屋おしえてダイヤル|ハチの巣の駆除に関する相談先を知りたい。

読者の疑問

名古屋市に電話すれば、ハチの巣を取りに来てくれますか?

比較ガイド

名古屋市は巣の除去を行っていません。除去は自分で行うか、害虫駆除業者に依頼します。スズメバチの巣は専門業者への依頼が勧められています。除去方法などの相談は、住んでいる区を担当する保健センター環境薬務課で受け付けています。

スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチで、名古屋市の案内が分かれる

名古屋市は、ハチの種類によって対応を分けて案内しています。巣を見つけたときは、まず種類を見分けられるかが分かれ道です。見分けに自信がなければ、近づいて確かめず、保健センターへ種類と巣の場所を伝えて相談しましょう。

スズメバチは専門業者へ依頼する

市の案内では、日本に16種いるスズメバチのうち、市内にはコガタスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、ヒメスズメバチ、チャイロスズメバチの6種が生息し、住宅地ではコガタスズメバチが多いとされています。巣は天井裏、軒下、戸袋、生垣の中、床下、土の中、木の枝などに作られます。

スズメバチは攻撃性が強く、作業中に刺されることもあるため、市は専門業者への依頼を勧めています。コガタスズメバチの場合、5月から6月ごろの女王バチだけの巣は、徳利を逆さにした形です。働きバチが羽化し始める6月ごろからは、巣が次第に大きなボール状になります。いずれの時期でも、自分で近づいて確かめないでください。

アシナガバチは自分で除去する方法もあるが、種類の確認が前提

アシナガバチは、茶碗を逆さにした形の巣で、スズメバチのような外皮がなく、六角形の巣穴が見えるのが特徴です。市は、スズメバチに比べて攻撃性が弱く、自分で除去することも可能と案内しています。誤って巣に触れてしまう場所でなければ、必ずしも除去する必要はなく、通路など日常生活に支障がある場所なら早めの除去が必要としています。

作業の時間帯や風向きなど具体的な注意は、市の公式ページと、使う殺虫剤の製品表示に従ってください。種類の見分けを間違えると危険なので、迷うときはアシナガバチの巣を見つけたときの考え方やスズメバチかもしれないときの相談で確認し、保健センターに相談しましょう。

ミツバチは分蜂の時期に注意する

ミツバチは人家に巣を作ることがまれですが、5月から7月にかけて巣分かれ(分蜂)のために大群で移動し、街路樹や庭木に蜂球を作ることがあります。市は、分蜂の群れはおとなしく、刺激したりつぶしたりしなければ刺すことはないとされると説明しています。数時間から数日で移動するため、近づかずに見守りましょう。ミツバチの分蜂の見分け方も参考になります。

参考:名古屋市|スズメバチ ハチに刺されないために

ネズミは3種を知って相談する|市は駆除せず、対策の相談に応じる

名古屋市の案内では、人家に出るイエネズミにはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種があります。市内で捕獲されたネズミの約8割はクマネズミだったと市は紹介しています。クマネズミはビルや一般家屋の天井裏などに営巣し、ドブネズミは家の周りの土中や下水管、ハツカネズミは倉庫や物置に営巣するとされています。

市のQ&A集では、イエネズミが出たときは市販の薬剤や対策用品で対処し、自分では難しいときは有害鳥獣駆除業者に依頼するよう案内されています。防除の基本は、餌になるものを放置しない、通路をふさぐ、巣の材料を片付けるの3つです。市は、2cm×2.5cmの穴があれば通り抜けると説明しています。薬剤を使う場合は製品表示に従い、子どもやペットが誤って口にしない保管を徹底しましょう。

ネズミは3種を知って相談する|市は駆除せず、対策の相談に応じる:確認項目
ネズミの種類市の案内にある営巣場所
クマネズミビルや一般家屋の天井裏などに営巣。市内で捕獲されたネズミの約8割
ドブネズミ家屋周辺の土中や下水管に営巣
ハツカネズミ倉庫や物置に営巣

参考:名古屋市|ネズミ 家の中でみかけたことはありませんか

昆虫等駆除費・消毒費の補助|対象の世帯と、相談前に確認すること

名古屋市の案内には、生活保護法による扶助を受けている世帯と、在宅寝たきり高齢者や身体障害者等を含む市民税非課税の世帯について、昆虫等駆除費及び消毒費補助制度により補助することができる場合があると書かれています。相談先は、住んでいる区を担当する保健センター環境薬務課です。

補助の金額、上限、申請の手順は、今回確認した市のページには載っていませんでした。この補助の案内はスズメバチのページにあり、ネズミのページには記載がないため、ネズミの駆除が対象になるかも含めて確認が必要です。業者へ依頼して作業を始める前に、対象になるか、事前の申請が必要か、領収書など何を残すかを保健センターで確かめるのが安全です。

参考:名古屋市|スズメバチ ハチに刺されないために

業者へ頼むときは、愛知県ペストコントロール協会の紹介と見積もりを比べる

市のQ&A集は、虫については害虫駆除業者等、ネズミなど有害鳥獣については有害鳥獣駆除業者への依頼を案内しています。自己負担で有害鳥獣を駆除する場合の業者紹介先として、公益社団法人愛知県ペストコントロール協会が挙げられており、受付は平日の10時から16時です。協会の相談ページには、ネズミやハチなどの項目があり、相談すると会員会社が1社紹介される流れです。

紹介を受けても、見積もりの内訳と作業範囲は自分で確かめます。巣の除去だけか、侵入口の封鎖や清掃も含むか、再訪や確認の費用があるかで総額が変わります。比べ方は相見積もりの手順、費用の見方はハチの巣駆除の費用にまとめています。

参考:名古屋市|野生鳥獣等に関する相談Q&A集(令和8年4月、PDF)

賃貸住宅・集合住宅では、管理会社への連絡を先にする

名古屋市の公式案内には、賃貸住宅や集合住宅での扱いは具体的に書かれていません。そのため、この記事では確認できた範囲を超えて断定せず、一般的な進め方を示します。共用部、外壁、屋根にある巣を入居者だけで業者に頼むと、費用負担や作業の許可でもめることがあります。先に貸主や管理会社へ、巣やネズミの痕跡の場所と状況を伝えましょう。

連絡するときは、巣の位置、大きさ、ハチの出入りの様子、ネズミの音や痕跡の時間帯と場所を、写真とメモで渡します。専有部か共用部かが分かると、管理会社も業者の手配を決めやすくなります。連絡文の考え方は賃貸で害獣被害が起きたときの連絡にまとめています。