松戸市のハチの巣駆除は、すぐやる課が無料で対応
松戸市は、土地や建物にできたハチの巣は所有者や居住者が自己責任で駆除するのが原則だと説明しています。そのうえで、活動期のスズメバチやアシナガバチの巣の駆除と、ミツバチの保護などについては、すぐやる課が危険回避業務の一環として駆除や相談に応じています。すぐやる課の職員が駆除を行った場合、費用はかかりません。
すぐやる課は昭和44年10月に発足した部署で、主な業務の一つにスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの巣や分蜂の駆除・相談が挙げられています。市が公表している要望状況では、令和7年度の「スズメ蜂などの巣の駆除」の要望件数は1,914件でした。市は、依頼が多くなる夏の時期は電話がつながりにくくなる場合があると案内しています。
| 巣やハチの状況 | 松戸市の扱い | 次の行動 |
|---|---|---|
| 住居・敷地内にある活動中のスズメバチの巣 | すぐやる課の駆除対象(無料) | 巣の位置と形を確認して連絡する |
| 住居・敷地内にある活動中のアシナガバチの巣 | 駆除対象。初期の巣は自分でも駆除できると案内 | 難しいと感じたら相談する |
| ミツバチの群れ(分蜂) | 数日は様子を見る。殺虫剤は使わない | 状況が変わらなければ相談する |
| ドロバチ・ハナバチ、古巣、巣が見当たらない | 駆除の対象外 | 見分けがつかず不安なら相談する |
| 集合住宅の共用部分、法人の事業所 | 対象外 | 管理会社・管理組合・所有者へ連絡する |
| 屋根の上、脚立を置けない場所、建物を壊す必要がある場所 | 作業できない、または駆除できない場合がある | 業者へ相談する(自己負担) |
松戸市はハチの巣を無料で駆除してくれますか?
住居等とその敷地内にある活動期のスズメバチ・アシナガバチの巣は、すぐやる課の職員が無料で駆除しています。ただし場所によっては駆除できないことがあり、その場合は自分で業者を探して費用を負担します。
駆除の対象になるスズメバチ・アシナガバチの巣の見分け方
市の案内では、スズメバチの巣はマーブル模様のある球体で、ハチが出入りする穴が一つあります。アシナガバチの巣はシャワーヘッドのような形で、下から六角形の巣穴が見え、巣の周りにハチがとまっています。連絡の前に、巣の位置と形状を確認しておくよう求められていますが、確かめるときは離れた場所から見るだけにしてください。
活動時期の目安は、スズメバチが5月から11月、アシナガバチが4月から10月です。市は、ハチの被害は主に7月から10月に多いと説明しています。ハチの数が一気に増え、攻撃性も増す時期にあたるためです。危険なハチかどうか見分けがつかず不安な場合も、すぐやる課へ相談するよう市は案内しています。スズメバチが出入りしているときの相談準備も参考になります。
市のページに掲載されている営巣場所の内訳では、庭木が24%、軒下が22%、ベランダ・テラスなどが12%、窓枠・戸袋・雨戸が9%でした。換気口や室外機、給湯器、メーターの周りにも作られます。春から夏にかけて、こうした場所をときどき見ておくと、巣が小さいうちに気づきやすくなります。
参考:松戸市|蜂を知ろう
すぐやる課が対応できないハチの巣|集合住宅の共用部分・高所・古巣
対象は市内の住居等とその敷地内で、法人の事業所と、マンション・アパートなど集合住宅の共用部分は除かれます。屋根に上る必要がある場所や、脚立を置けない足場の悪い場所での作業もできません。建物の構造上、壊さなければ届かない場所や高所の巣は、状況によって駆除できない場合があるとされています。
ハチがいない古巣、巣が近くに見当たらない場合、エサを取りに草木へ飛んできているだけのハチは、危険性が低いとして駆除の対象外です。巣の場所を探す調査も行っていません。ドロバチやハナバチのように単独で行動するハチも対象外ですが、危険なハチと見分けがつかず不安な場合は相談できます。
賃貸住宅や分譲マンションで、共用廊下、外階段、エントランス、敷地の植栽に巣がある場合は、管理会社や管理組合、貸主へ連絡します。ベランダなど扱いが分かりにくい場所は、すぐやる課へ連絡する際に対象になるかを確認してください。管理会社へ被害を報告するときの連絡文を用意しておくと、場所と状況を伝えやすくなります。
申し込み方法と作業当日の流れ|立ち会いと時間帯
駆除や相談は、すぐやる課への電話で受け付けています。問い合わせ専用フォームからのメールと、市の公式LINEでも受け付けており、LINEでは基本情報を登録したうえで、通報・報告のメニューからハチの巣駆除を選びます。メールやLINEの場合は住所・氏名・電話番号を記入し、内容の確認と日程調整のために後日電話が来る流れです。
作業には、所有者または居住者などの関係者の立ち会いが必要です。希望できるのは開庁日(平日)の「午前」か「午後」だけで、時間の指定はできません。時間帯は午前9時30分から12時、午後1時30分から4時30分ごろの間とされ、繁忙期は要望の件数や処理の状況によって、この時間内に来られないこともあります。
- 巣の位置(軒下、庭木、戸袋など)と、地面からのおおよその高さ
- 巣の形と大きさ、ハチが出入りしているかどうか
- 建物の種類(戸建てか、集合住宅の専有部分か共用部分か)
- 立ち会える人と、午前・午後のどちらを希望するか
ミツバチの群れを見つけたときは、殺虫剤を使わず相談
ミツバチは女王バチを中心に大群で移動し、木の枝や家の外壁に群がることがあります。市は、数日中に移動する場合が多いので数日間は様子を見て、状況が変わらないときは殺虫剤を使わずにすぐやる課へ相談するよう案内しています。殺虫剤をかけると多数のハチが飛び散って収拾がつかなくなる、というのが理由です。
分蜂は主に4月から6月ごろに見られ、この状態のミツバチはおとなしく、危害を加えない限り攻撃してくることはないと説明されています。通路や玄関に近い場合は、家族や近所の人が近づかないように知らせておきましょう。ミツバチの塊が分蜂か巣かを見分ける準備も確認してください。
巣を作られにくくする春の点検と、初期の巣への向き合い方
市は、巣を作られにくくする方法として、春先に玄関や軒下、外壁を見て回ること、庭木を毎年春先に剪定してうっそうとした空間を作らないこと、窓枠や戸袋を毎日開け閉めすること、通気口やすき間を金網などでふさぐこと、家の外周に物やごみを置かないことを挙げています。巣を完全に防ぐ手段ではないものの、小さいうちに見つけやすくなります。
初期の巣は自分でも駆除できると市は案内していますが、スズメバチは春先を過ぎると自分での駆除が難しくなり、アシナガバチも初期を過ぎると数が一気に増えて危険性が高くなるとしています。方法が分からない、難しいと感じた、ハチが複数匹になったという場合は、無理をせずすぐやる課へ相談してください。殺虫剤を使うときは製品の表示に従います。
参考:松戸市|蜂を知ろう
市が駆除できない場合に業者へ頼むときの確認点
巣がある場所によっては、すぐやる課の職員でも駆除できないことがあります。その場合は自分で業者を探し、費用は全額自己負担になると市は明記しています。集合住宅の共用部分や法人の事業所も市の対象外のため、管理会社や所有者が業者へ発注することになります。
見積もりを頼むときは、巣の場所と高さ、ハチの種類が分かっているか、巣の撤去と処分が含まれるか、作業後に戻ってきたハチへの対応、追加料金が発生する条件を確認します。電話で金額だけを聞くより、写真を送って作業範囲を書面でもらうほうが比べやすくなります。ハチの巣駆除の見積もりの読み方で、費用が変わる項目を整理しています。




