福島市はハチの巣を駆除してくれる?市の案内を確認

福島市の「スズメバチにご注意ください」のページは、ハチの巣を見つけた場合は専門業者に依頼するよう案内しています。業者はタウンページやインターネットで探すか、一般社団法人福島県ペストコントロール協会へ相談する方法が示され、駆除費用は有料と注記されています。2026年10月時点で確認した市の案内ページには、市が個人宅の巣を駆除する制度や、駆除費用の補助についての記載はありませんでした。

市が用意している支援は、自分で駆除する人への防護服の無料貸出です。ただし、貸出のページ自体が、スズメバチの巣の駆除は大変危険なため専門業者への依頼を勧めると最初に述べています。防護服を借りられるかどうかより先に、業者へ頼める状況かどうかを考えるのが、市の案内に沿った順番です。

福島市はハチの巣を駆除してくれる?市の案内を確認:確認項目
場面福島市の案内注意点
巣を見つけたとき専門業者へ依頼する費用は有料。業者は自分で探す
業者が分からないとき県ペストコントロール協会への相談も案内相談と駆除作業の費用は別に確認する
自分で駆除する場合防護服を無料で貸出数に限りがあり、事前の電話予約が必要
殺虫剤・殺虫スプレー貸出は行っていない自分で用意する
刺されたときすぐに医療機関を受診する様子を見て受診を遅らせない

参考:福島市|スズメバチにご注意ください

読者の疑問

福島市はハチの巣を無料で駆除してくれますか?

比較ガイド

市の案内は専門業者への依頼を勧めており、駆除費用は有料です。確認した市のページに、市が個人宅の巣を駆除する制度や補助の記載はありませんでした。無料なのは防護服の貸出です。

防護服の無料貸出:対象者と手続き

貸出を受けられるのは、福島市内に住所がある人で、事業者も含まれます。害虫駆除業者は対象外です。さらに、早急に巣を駆除する必要があるなど、緊急性がある場合が対象とされています。借りた防護服は、ハチの巣の駆除以外の目的には使用しないよう明記されています。

手続きは、事前に電話で予約したうえで、市役所本庁舎5階の窓口へ出向きます。問い合わせ先は環境部環境衛生課の環境衛生係です。本人確認のため、運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証などの身分証を持参します。市のスズメバチの案内でも、防護服は数に限りがあるため、事前に連絡するよう求めています。

防護服の無料貸出:対象者と手続き:確認項目
項目公式案内の内容
対象市内に住所がある人(事業者を含む)。害虫駆除業者は対象外
条件早急に駆除が必要など、緊急性がある場合
手続き事前に電話予約のうえ、市役所本庁舎5階へ。身分証を持参
期間最長7日間
貸出・返却の日時月曜から金曜(祝祭日を除く)の午前8時30分から午後5時
費用無料。破損・紛失したときは弁償の場合あり

参考:福島市|ハチの巣駆除用の防護服の貸出を行っています

貸出の対象外と、借りる前に知っておく責任の範囲

殺虫剤や殺虫スプレーは貸し出されないため、自分で用意する必要があります。市は、防護服はハチの針が刺さりにくい構造でも、刺されないとは言い切れないと注意しています。駆除は自己責任で行い、けがや事故の責任は駆除する本人が負うこと、防護服を破損または紛失したときは弁償を求める場合があることも明記されています。

つまり、市が貸すのは防護服だけで、作業の安全や結果まで市が引き受けるわけではありません。巣が高い場所にある、屋根裏や壁の中にある、巣の位置が分からないままハチだけが出入りしている、といった場合は、防護服があっても個人での対応は難しくなります。薬剤を使う場合は、製品の表示にある対象と使用方法を守ってください。

参考:福島市|ハチの巣駆除用の防護服の貸出を行っています

ハチの巣駆除を業者へ依頼するときに確認すること

福島県ペストコントロール協会は、害虫などに関する相談を無料で受け付けていると案内しています。相談が無料でも、駆除の作業には費用がかかります。業者へ連絡するときは、巣のある場所(軒下・庭木・屋根裏など)、地面からのおおよその高さ、ハチの大きさや色、巣に気づいた時期を伝えると、見積もりの前提をそろえやすくなります。写真は、離れた場所から撮れる範囲にとどめます。

見積もりでは、巣の除去だけでなく、戻ってきたハチへの対応、巣の処分、高所作業や出張の追加費用が含まれるかを確認します。金額だけを電話で聞いて決めるのではなく、作業範囲と追加費用が出る条件を書面やメールで残してもらうと、当日の食い違いを減らせます。

参考:一般社団法人福島県ペストコントロール協会|無料害虫相談

賃貸・集合住宅や、自分の敷地以外の巣は誰に連絡する?

賃貸住宅や集合住宅で巣を見つけた場合は、自分で業者を呼ぶ前に管理会社や貸主へ連絡します。ベランダや軒下、共用廊下などは、入居者の判断だけで作業できない場合があり、費用を誰が負担するかも契約や管理規約によって変わるためです。巣の場所、ハチの出入りの様子、気づいた日を伝えましょう。

隣の家や空き地など、自分が管理していない場所の巣は、その土地や建物の所有者・管理者に知らせます。道路や公園などで見つけた場合は、その施設を管理している部署が連絡先です。どこが管理しているか分からないときは、場所を具体的に伝えて市へ問い合わせると、担当を確認できます。

スズメバチに刺されないための注意と、刺されたとき

福島市は、巣に近づかないこと、野山や屋外作業では黒い色の服装を避けること、ヘアスプレーや香水などの匂いを避けることを呼びかけています。スズメバチは夏から秋にかけて数が増え、攻撃性も高まると説明されています。福島県も、人が巣に近づくとスズメバチが顎を鳴らして威嚇することがあり、そのようなハチに出会ったら静かにその場を離れるよう案内しています。

刺されてしまった場合について、市はすぐに医療機関を受診するよう案内しています。県は、頭痛・めまい・吐き気などの症状が少しでも現れたら病院へ行くこと、過去に刺されたことがある人は短時間で重い症状になる場合があることを注意しています。症状の判断に迷うときは、様子を見ずに医療機関へ相談してください。

参考:福島県|夏から秋にかけてはスズメバチに注意しましょう