スズメバチの巣駆除費助成の対象|巣・期間・補助額
横須賀市の助成は、市が巣を駆除してくれる制度ではなく、個人が市の指定駆除業者に依頼して駆除したときに、費用の一部を市が補助する仕組みです。対象になるのは、現にスズメバチが活動している巣で、ハチのいない巣は対象外と案内されています。依頼先が指定業者かどうかが、補助を受けられるかどうかの分かれ目になります。
対象になるのは、駆除日が令和8年4月1日から12月31日までの巣です。令和9年1月1日から3月31日に駆除したものは、原則として補助の対象外と書かれています。年度ごとの制度なので、依頼する前に公式ページと担当窓口で、最新の受付状況と指定業者の一覧を確認してください。
| 項目 | 市の公式案内(2026年10月3日確認) |
|---|---|
| 対象の巣 | 現にスズメバチが活動している巣。ハチのいない巣は対象外 |
| 補助額 | 巣1個につき8,800円(駆除費用17,600円の半額) |
| 対象の駆除日 | 令和8年4月1日から令和8年12月31日 |
| 依頼先 | 市の指定駆除業者。それ以外の業者で駆除した場合は対象外 |
| 補助の外になる費用 | 高所作業、作業が困難な場所での駆除、家屋の修復などの付帯費用 |
横須賀市はスズメバチの巣を無料で駆除してくれますか?
市が駆除する制度ではありません。市の指定駆除業者に依頼した場合に、巣1個につき8,800円が補助されます。駆除そのものは有料です。
ハチの巣駆除の補助を受けられる人|自宅・空き家・自宅兼店舗・賃貸の場合
対象者は、横須賀市内に土地や家屋などを所有または管理する個人で、店舗や事務所など営業として使う土地・家屋は含まれません。市が挙げる対象の例は、居住中の自宅に巣ができて居住者や個人の大家が申請する場合、市内の空き家に巣ができて個人の所有者が申請する場合(市外に住んでいても可)、自宅兼店舗の自宅部分に巣ができて住んでいる個人が申請する場合です。
対象外の例として、法人が所有または管理する土地・家屋の巣、店舗(自宅兼店舗の店舗部分を含む)の巣、営業用の畑にできた巣が挙げられています。賃貸の部屋の借り主が申請者になれるかは、公式ページの例からは読み取れません。まず貸主や管理会社へ巣の場所を連絡し、申請者の扱いは保健所の担当課に確かめると、行き違いを防げます。連絡の順番は、賃貸で被害が起きたときに管理会社へ伝えることの記事も参考になります。
| 巣ができた場所と申請者 | 市の案内上の扱い |
|---|---|
| 居住中の自宅(居住者または個人の大家が申請) | 補助対象の例 |
| 市内の空き家(個人の所有者が申請。市外在住でも可) | 補助対象の例 |
| 自宅兼店舗の自宅部分(そこに住む個人が申請) | 補助対象の例 |
| 法人が所有・管理する土地や家屋 | 補助対象外の例 |
| 店舗(自宅兼店舗の店舗部分を含む)、営業用の畑 | 補助対象外の例 |
ハチの巣駆除を指定業者に頼む流れ|下見がないので巣の情報を先に伝える
市の案内では、巣を見つけたら、まずスズメバチの巣かどうかを確かめ、指定駆除業者へ依頼して日程を調整します。依頼のときに伝えるのは、住所・氏名・電話番号に加えて、地面からの高さや足場の有無といった巣の具体的な場所、巣の形と大きさです。指定業者は基本的に下見をしないため、訪問日に駆除できるよう、できるだけ具体的に伝える必要があります。
駆除当日は、業者から渡された補助金等交付申請書に必要事項を書いて業者に渡し、駆除費用と付帯費用を業者へ支払います。作業の写真は業者が撮影し、申請書類は業者が保健所の担当課へ代わりに提出します。申請書は駆除した巣の個数ごとに1部必要です。巣に近づいて確認する必要はありません。安全な距離から見える範囲で、高さ・形・大きさを伝えましょう。
- 巣がスズメバチのものか、市の「ハチの種類と駆除」の案内で確かめる
- 指定駆除業者へ連絡し、巣の場所・形・大きさを伝えて日程を決める
- 駆除当日に補助金等交付申請書を書いて業者へ渡す
- 駆除費用と付帯費用を業者へ支払う
- 業者が保健所の担当課へ申請書類を提出する(非課税世帯は追加で申請)
ハチの巣駆除の費用で見落としやすい点|付帯費用と駆除しなかった場合
補助は巣1個あたり8,800円で、駆除費用17,600円の半額という考え方です。ただし、高所作業、作業が困難な場所での駆除、家屋の修復などの付帯費用は補助の外で、業者ごとに異なると案内されています。巣が軒の高い位置や屋根裏にある場合は、依頼の前に付帯費用の有無と目安を聞いておきましょう。見積もりの読み方はハチの巣駆除の費用を比べる記事も参考になります。
もう一つ注意したいのは、指定業者が現地を訪問したあとに駆除を行わなかった場合も費用が発生する点です。巣がスズメバチではなかった場合や、巣が見つからなかった場合も含まれると書かれています。種類の見分けに自信がないときは、依頼の前に保健所の担当課へ相談するよう、市は案内しています。
市民税が非課税の世帯は、半額分の申請のあとに非課税世帯向けの申請を行うと、付帯費用を除く駆除費用の全額(17,600円)が補助されます。条件は、巣ができた住宅に住民票のある全員が横須賀市の市民税非課税であることです。追加の申請は令和9年1月31日までに申請者が直接提出し、審査には2〜3か月ほどかかるとされています。非課税世帯向けの申請だけを出すことはできず、半額分の申請と同じ人が申請します。追加申請の書類は保健所の担当課に連絡すると送られてきて、非課税証明書か、市が課税状況を調べることへの同意書を添えます。駆除費用をいったん業者へ支払うのが難しい場合は、依頼する前に担当課へ相談するよう案内されています。
| 場面 | 市の案内 |
|---|---|
| 駆除を行った場合の基本の駆除費用 | 半額を補助(巣1個につき8,800円) |
| 付帯費用(高所作業・困難な場所・家屋の修復など) | 補助の外。業者ごとに異なるため事前に相談 |
| 現地訪問後に駆除を行わなかった場合 | 費用が発生する(補助対象外の巣や巣がない場合も含む) |
| 市民税非課税世帯の追加申請 | 付帯費用を除く駆除費用の全額を補助。令和9年1月31日までに直接提出 |
スズメバチかどうか迷うとき|巣の見分け方と補助の対象外になるハチ
市の案内では、ハチの巣は形から種類を見分けられます。スズメバチの巣は球形で、ハチの出入り口は1つ、表面が縞模様になっていることが多く、コガタスズメバチの初期の巣はトックリを逆さにした形です。アシナガバチの巣はお椀を伏せたような半円形で、巣穴がたくさん見えます。ミツバチは木の洞や墓石などの空間に巣を作ることが多く、分蜂のときは壁や木の幹に塊になります。
補助の対象になるのはスズメバチだけで、ミツバチとアシナガバチは補助対象にならないと明記されています。日常生活に支障のない場所の巣は、むやみに駆除する必要はないとも案内されています。見分けるときは遠目で確かめ、巣に近づいたり揺らしたりしないでください。離れた位置から写真を撮っておくと、相談のときに説明しやすくなります。
種類ごとの見守り方や相談の準備は、スズメバチらしいハチが出入りするとき、アシナガバチの巣を見つけたとき、ミツバチの塊を見つけたときの記事でも整理しています。
| ハチ | 巣の特徴(市の案内) | 駆除費助成の扱い |
|---|---|---|
| スズメバチ | 球形で出入り口は1つ。表面が縞模様のことが多い。初期はトックリを逆さにした形 | 補助対象 |
| アシナガバチ | お椀を伏せたような半円形で、巣穴がたくさん見える | 補助対象外 |
| ミツバチ | 木の洞や墓石などの空間に作る。分蜂のときは壁や幹に塊になる | 補助対象外 |
ハチの巣を自分で撤去するか迷うとき|市が示す自主処理の範囲と注意
横須賀市は、アシナガバチについて自主駆除の方法を案内する一方で、危険と感じたら専門の駆除業者に頼むよう勧めています。スズメバチは、女王バチが1匹で巣を作る初期のトックリ形の時期なら自己駆除も可能としていますが、働きバチが増えて巣が大きくなり始めると攻撃性が高くなるため、専門業者に依頼するよう案内しています。初期かどうかの判断に迷う場合は、保健所の担当課へ相談できます。
自分で作業する場合も、薬剤は製品の表示に従って使います。ハシゴや台に登っての駆除は危険なので避けるよう、市は案内しています。アシナガバチの駆除を業者に頼む場合は、保健所で業者を紹介してもらえるものの、費用は全額自己負担と書かれています。助成が受けられるのは指定駆除業者に依頼したスズメバチの巣だけである点と合わせて、どの方法を選ぶか決めましょう。
ハチに刺された場合、市は刺された部分を水で洗い、ひどくはれる、気分が悪い、アレルギーがあるといったときは急いで病院へ行くよう案内しています。症状の判断や治療は医療機関に任せ、強い症状があるときは迷わず受診してください。
ハチ駆除はネットの格安表示だけで決めない|高額請求への備え
国民生活センターは2024年4月に公表した注意喚起で、インターネットで見つけた格安料金の業者に来てもらったところ、表示とかけ離れた高額な料金を示されたという、害虫・害獣駆除の相談が増えていると注意を呼びかけています。2023年度の相談は前年度の同じ時期と比べて約1.5倍になり、ハチに刺されて死ぬと言われて不安になり駆除を頼んだものの、高額なので解約したいという事例も紹介されています。
横須賀市の助成は指定業者への依頼が条件なので、依頼先を探す範囲は絞られます。それでも、付帯費用は業者ごとに異なります。電話で総額と追加費用の条件を確かめ、不安なときは契約を急がずに、お住まいの自治体の消費生活センターなどへ相談してください。業者に聞く質問の作り方は、害獣駆除業者の選び方の7つの質問も参考になります。




