すき間への往復を観察する

三鷹市のスズメの解説は、人家の瓦の隙間や木の洞などに巣を作ると紹介しています。屋根に止まっているだけなのか、同じ開口部へ巣材や餌らしい物を運んでいるのかが最初の確認点です。

地上から屋根全体を撮り、どの瓦や破風の近くか印を付けます。入口が小さいと枝や軒に隠れやすいため、鳥を目で追って見失った位置と、実際に入った位置を分けて記録します。

すき間への往復を観察する:確認項目
確認する段階残す材料
営巣の可能性巣材や餌を運ぶ姿、入口の位置
作業前卵・ヒナ・内部の未確認箇所
補修後塞いだ位置と周囲への再来

参考:三鷹市|スズメ(雀)スズメ科

読者の疑問

スズメなら小さいので隙間を埋めてもよいですか?

比較ガイド

内部に卵やヒナが残る可能性があります。大きさにかかわらず状態を確認してから対応してください。

卵やヒナの有無を見た目だけで省略しない

大阪府は卵やヒナのいる野鳥の巣を除去する場合の許可を案内しています。屋根の奥が見えなければ「空の巣」とは判断できません。親鳥が出ていった時刻だけを工事の開始条件にしないでください。

ヒナの声が止まっても巣立ちが済んだとは限らないため、確認できた範囲と未確認の場所を調査担当者に示してもらいます。屋根へ登って巣を抜き出すのではなく、必要な確認方法と作業時期を調整します。

参考:大阪府|野鳥が巣を作ったときの対応

生活への影響を場所で示す

フンが落ちる玄関先、換気設備の近く、室内へ細かい虫が入る窓際など、困っている位置を巣の位置と対応させます。すべての汚れを一つの巣のせいとせず、鳥の出入りと同じ場所で増えるかを見ます。

巣の下に物を置いてフンを受けようとする場合も、通気口や排水口をふさがないようにします。高所へ板や袋を付ける必要があるなら、落下物にならない設置方法を建物の管理者へ相談してください。

巣立ち後の補修は屋根の役割を確認する

巣が空であることなどを確認して必要な対応を終えたら、巣材を残したまま穴だけ塞ぐのではなく、清掃できる範囲を整理します。屋根材の破損があれば、鳥対策だけでなく雨仕舞の補修も必要になります。

瓦のすき間すべてを充填材で埋めるといった一律の施工は避け、通気や排水のための開口との違いを確認します。補修後は同じ入口への再来と近くの別のすき間を地上から見直し、施工場所の写真を保管しましょう。