掘られた被害と食べられた被害は別に見る
佐賀県のモグラ対策資料は、ミミズなどを探すトンネル作りで根が傷むことや、そのトンネルをネズミ類が利用する場合があると説明しています。根が傷んでいるからモグラが根を食べた、と直結させないことが重要です。
土が押し上がった筋、土だけが積まれた場所、地表に開いた穴をそれぞれ写します。植えたばかりの株が浮いたのか、根の一部がかじられたのかも分け、現象ごとに場所を残します。
| 見えた変化 | 分けて考える点 |
|---|---|
| 土が押し上がった筋 | 地下の移動と掘削 |
| 株が浮いた・根が切れた | 掘削による傷みか |
| 根や実にかじり跡 | 食べた動物の別途確認 |
参考:佐賀県|農作物病害虫等防除のてびき・モグラ対策(2024年8月作成、PDF)
モグラは野菜を食べるのですか?
主に地中の小動物を食べます。掘削による根の傷みと、ネズミなどによる食害を分けて調べます。
まず庭の図に分布を入れる
芝生、菜園、塀の脇などの区画を描き、新しい盛り上がりを日付付きで記入します。一つの土の山だけを拡大するより、山と山の間の距離や並びが分かる全景の方が、活動場所を比較できます。
穴を深く掘って追跡する必要はありません。灌水設備や配管がある場所、地盤が沈んでいる場所なら、その位置も一緒に示し、動物の穴か設備・地面側の不具合かを切り分けます。
種類不明の穴へ薬剤を流し込まない
地中で誰が使っているか分からない穴へ、殺鼠剤、灯油、洗剤などを入れる方法は取りません。対象外の動物や土壌へ影響するだけでなく、何が原因だったかを確かめにくくします。
罠を検討する場合も、対象種、捕獲の扱い、設置場所を先に相談します。「ネズミの穴」と呼んでいた場所が野生のモグラや別の小動物の通路なら、同じ方法を無条件に当てはめることはできません。
守りたい区画と残った被害で評価する
菜園の根が問題なら作物区画、芝生の凹凸が問題なら歩く区画を優先します。防護材を入れる場合は、地下設備と根への影響、必要な深さや連続性を現場で確認し、数か所の穴埋めだけで終了にしないようにします。
対策後は新たな土の盛り上がりと作物の傷を別々に数えます。土の変化が減ってもかじり跡が続くなら、別の動物の利用や地上からの食害を改めて調べる理由になります。




