相模原市のハチの巣は、市が駆除せず、助成もありません

相模原市の公式ページ(2026年6月10日更新)は、巣の駆除や駆除にかかる費用の助成を行っていないと明記しています。駆除する場合は、土地・建物の所有者または管理者が自分で行います。公園、道路、賃貸住宅などに巣ができているときは、それぞれの管理者などに相談するよう案内されています。

市が行うのは、ハチの暮らしや巣の見分け方、巣ができやすい場所の案内と、アシナガバチ向けの防護服の貸出です。巣の駆除を市に依頼できないため、どこまで自分で動き、どこから業者に頼むかを先に決めることが、相談の出発点になります。

参考:相模原市|ハチの暮らしと巣の除去方法

読者の疑問

相模原市はハチの巣を駆除してくれますか?

比較ガイド

市は巣の駆除も駆除費用の助成も行っていません。駆除は土地・建物の所有者または管理者が自分で行うか、専門業者に有料で頼みます。公園、道路、賃貸住宅などの巣は、それぞれの管理者に相談するよう案内されています。

ハチの種類で、市の案内が分かれています

市の案内では、ハチは巣の形で簡単に見分けられるとされています。種類の判断に迷うときや、巣が見えない場所にあるときは、近づいて確かめる必要はありません。スズメバチは建物のすき間から出入りして屋根裏などに巣を作ることもあるため、軒下や庭木だけでなく、天井裏や換気口の周りのハチの出入りも手がかりになります。

アシナガバチについて市が示す方法は、夜間に殺虫スプレーを巣へ直接かけるというものです。薬剤は製品の表示に従い、刺される危険を完全になくせるわけではないことを理解したうえで、巣が大きい場合や高い場所の場合は無理をしないでください。

ハチの種類で、市の案内が分かれています:確認項目
ハチ巣の特徴(市の案内)駆除についての案内
スズメバチ5〜6月ごろはとっくりを逆さにした形、その後は球状で茶色いマーブル模様。出入り口は下に1つ攻撃性が強く、巣が大きくなると自分で駆除するのは危険。必要なら専門業者へ
アシナガバチお椀を逆さにした半円形で淡い色。巣穴がたくさん見える刺激しなければ襲ってこない。夜間に殺虫スプレーを巣へ直接かける方法で、比較的簡単に駆除できるとされ、防護服は予約制で貸出
ミツバチ電柱や樹木に集まる塊は巣別れの分蜂で、1週間ほどでいなくなる非常に多くの集団で巣をつくることが多く、専門業者への依頼を勧める

参考:相模原市|ハチの暮らしと巣の除去方法

アシナガバチ向けの防護服は、生活衛生課で予約して借ります

防護服の貸出は、生活衛生課が予約制で行っています。市のページに載る生活衛生課の窓口は、中央区のウェルネスさがみはら内と、津久井地域向けの緑区の津久井保健センター内(津久井班)の2か所です。どちらで借りられるか、予約の方法、貸出の期間、返却の条件は、公式ページに書かれていないため、予約の連絡で確かめましょう。

防護服を借りられるのは、案内上はアシナガバチの項目です。大きく育ったスズメバチやミツバチは、専門業者への依頼が示されています。ハチアレルギーのある人やアレルギー体質の人は、無理せず専門業者に頼むよう市は求めています。体調に不安があるときは、自分での作業を避けて業者や管理者に相談してください。

参考:相模原市|ハチの暮らしと巣の除去方法

業者探しで市が紹介する2つの団体

駆除業者に心当たりがない人向けに、市は団体を2つ紹介しています。ひとつは相模原造園協同組合で、庭木の剪定や伐採などを行う造園業の専門家団体です。相談・見積もりは無料で、作業費は有料と案内されています。もうひとつは公益社団法人 神奈川県ペストコントロール協会で、ネズミや昆虫の駆除を行う専門業者で構成される公益法人と紹介され、詳しくは協会へ直接問い合わせるよう案内されています。

どちらに相談するかは、巣の場所や種類、庭木の手入れも必要かどうかで選ぶことになります。作業費は有料なので、作業内容と総額を事前に確かめ、ハチの巣駆除の見積もりの読み方も参考に比べてください。

業者探しで市が紹介する2つの団体:確認項目
項目相模原造園協同組合神奈川県ペストコントロール協会
市の紹介内容庭木の剪定や伐採などを行う造園業の専門家団体ネズミ・昆虫の駆除を行う専門業者で構成される公益社団法人
受付平日10時〜15時(水曜を除く)平日9時〜17時
費用相談・見積もりは無料、作業費は有料協会へ直接確認する

参考:相模原市|ハチの暮らしと巣の除去方法

巣ができやすい場所と、時期の見通し

市の案内では、5月に女王蜂が目覚めて1匹で巣づくりを始め、最初の働き蜂が生まれるまで約1か月かかります。その後に巣が急に大きくなって9月末ごろにピークを迎え、10月ごろに新女王蜂が冬眠に入ると、残った巣は再び使われません。巣を早く見つけられるよう、春までに庭木を短く刈り込むことも勧められています。

日常生活に支障がない場所の巣は、ハチが害虫を狩る益虫でもあるため、むやみに駆除する必要はないと市は述べています。通路など生活に支障のある場所の巣は小さいうちに取り除くよう勧めていますが、種類と大きさの判断は、前の表のとおり分けて考えてください。巣ができやすい場所として、次が挙げられています。

  • 植栽、木の洞
  • 軒下、天井裏、壁の中、換気扇の中、換気口、床下通気口
  • 閉め切りにした雨戸の戸袋

参考:相模原市|ハチの暮らしと巣の除去方法

相談前に準備することと、賃貸・集合住宅の連絡先

窓口や業者には、巣の場所、形と大きさ、ハチの出入りの様子を伝えます。近づいて確かめる必要はなく、離れた位置から見える範囲で十分です。賃貸住宅やマンション、公園、道路などの巣は、市の案内のとおり管理者などに先に相談しましょう。連絡の順番は賃貸で被害が起きたときの連絡先も参考になります。

ほかの市の案内と比べたい方は、横浜市のハチの巣駆除の案内もご覧ください。横浜市は区の福祉保健センターが相談と貸出を行い、市の案内では巣の駆除は行っていません。どちらの市も、巣の駆除そのものは自分か民間業者が担う点は共通しています。

  • 巣の場所(庭木、軒下、換気口、天井裏など)
  • 巣の形と大きさ(近づかずに見える範囲で)
  • ハチの出入りの様子
  • 賃貸・集合住宅かどうかと、管理会社や大家の連絡先