泉南市の害獣・ハチの相談先は、担当課が分かれています

泉南市の公式サイトでは、動物と虫の案内が部署ごとに分かれています。アライグマの捕獲檻と有害鳥獣の捕獲許可は産業振興課の農林水産係、ハチの巣は環境整備課の環境整備係が載せている案内です。大阪府が公開する市町村のアライグマ担当課の一覧でも、泉南市の担当は産業振興課になっています。

電話で相談する前に、見た動物の特徴、場所、被害の内容を書き出しておくと、どの課につないでもらうかが決まりやすくなります。電話番号は市のページで最新のものを確認してください。

泉南市の害獣・ハチの相談先は、担当課が分かれています:確認項目
困りごと市の案内の所属確認できた内容
アライグマの被害産業振興課 農林水産係捕獲檻を無料で貸出。事前に連絡し、期間は原則1週間以内
有害鳥獣の捕獲許可産業振興課 農林水産係許可なく捕獲できない。被害対策をしても防げない場合に市から許可を得る
ハチの巣環境整備課 環境整備係駆除は所有者・管理者の責任。自分で駆除せず専門業者に相談
契約や請求の困りごと消費生活センター平日の午前と午後に相談を受け付け、相談は無料

参考:大阪府|各市町村アライグマ担当課

読者の疑問

泉南市でアライグマの捕獲檻は有料ですか?

比較ガイド

市の案内では、捕獲檻の貸出は無料です。希望する場合は事前に市へ連絡し、借用期間は原則1週間以内とされています。空き状況や受け取りの方法は、申し込み前に確認してください。

泉南市のアライグマ捕獲檻は無料、貸出は原則1週間以内

泉南市は、アライグマによる農作物の食害や家屋への侵入などの被害を防ぐため、捕獲檻を無料で貸し出しています。借りたい人は、事前に市へ連絡する必要があります。市は、借用の申請が増えていることを理由に、貸出期間を原則1週間以内としています。

1週間は、設置場所を選び、見回りを続けるには短い期間です。申し込む前に、設置したい場所が自分の敷地か管理を任された土地か、見回りができる日程かを整理しておくと、期間を無駄にしにくくなります。受け取りと返却の方法、檻に別の動物が入ったときの連絡先は、貸出の連絡をする際に聞いておきます。

市のページには、アライグマは気性が荒く、刺激すると襲ってくることもあるため、見かけても追いかけたり触ったりしないよう書かれています。見かけた日時や場所、足跡やフンの写真などの記録の取り方は、アライグマを庭や家で見かけたときの記事も参考になります。

参考:泉南市|アライグマ捕獲檻の無料貸し出しについて

有害鳥獣の捕獲許可は市が窓口、小型の箱わななら書類が一部省ける

野生の鳥獣は、鳥獣保護管理法により、許可なく捕獲できません。泉南市の案内では、生活環境や農作物への被害があり、被害対策をしても防げない場合に、市から捕獲許可を得て捕獲できるとされています。大阪府の案内でも、被害を防ぐ目的の捕獲許可の一部は、府知事から市町村長に権限が移されています。

市が許可できる獣類には、アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマ、イノシシ、ニホンジカなどが挙がっています。鳥ではカラスやムクドリ、キジバトのほか、狩猟鳥獣以外としてカワラバト(ドバト)も対象です。イタチはオスが狩猟鳥獣、メスが狩猟鳥獣以外として並んでいます。

小型の箱わなでの申請が簡単になる動物でも、無許可で設置してよいわけではありません。許可を受けたあとは、許可証の携帯と、わなへの住所・氏名などの表示が求められます。鳥獣保護管理法に違反して許可なく野生鳥獣を捕獲した場合は、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象です。同じ大阪府内でも貸出の条件は市ごとに違うため、高槻市の捕獲器貸出の案内と比べると違いが分かります。

有害鳥獣の捕獲許可は市が窓口、小型の箱わななら書類が一部省ける:確認項目
捕獲を考える動物市の案内注意点
アライグマ通常の申請書類は不要。別途問い合わせ檻の貸出と合わせて産業振興課に確認する
ハクビシン、ヌートリア、カラス、ドバト、イタチなど生活環境被害の防止で被害者が小型の箱わなを使う場合、被害状況調査書・捕獲実施計画書・地図を省略できる省略できるのは書類の一部。許可そのものは必要
上記以外の動物や方法申請書、従事者名簿、捕獲依頼書などが必要になる場合があるわなを使うときは設置位置を図で示す。狩猟免許の要否は動物と方法による

参考:泉南市|有害鳥獣の捕獲許可の手続きについて

ハチの巣の駆除は所有者・管理者の責任、自分で駆除しない

泉南市は、ハチを駆除する場合は土地建物の所有者・管理者の責任で行うよう案内しています。そのうえで、ハチの駆除は大変危険を伴うため、見つけても自分で駆除せず専門業者に相談するよう求めています。公式ページには、費用補助、業者紹介、防護服の貸出に関する記載は見当たりませんでした(2026年10月12日確認)。

スズメバチとアシナガバチは、夏の終わりから秋にかけて個体数が増え、活発になります。市は、興奮すると集団で人を攻撃するため、不用意に近づいたり枝を揺らしたりして刺激しないよう注意しています。庭木の手入れや外壁の点検の前に、巣がないかを離れた場所から見回します。刺された場合の応急処置は市のページにも載っていますが、強い症状や不安があるときは医療機関を受診してください。

多数の人が往来する場所でスズメバチやミツバチの被害が出るおそれがある場合には、市町村が駆除などに対応した事例があると、大阪府は案内しています。通学路や共用の通路に巣があるときは、所有者への連絡と並行して、環境整備課に状況を伝えます。対応の見極めは、スズメバチらしいハチが出入りするときと、費用の見方はハチの巣駆除の費用を比べるの記事が参考になります。

市が示すスズメバチの巣の特徴

市の案内では、スズメバチは木の枝、家の軒下、屋根裏に巣を作ることが多く、土の中に作る種類もいます。5月頃に活動を始め、最初は徳利を逆さにした形の巣を作り、徐々にボール状へ変わると書かれています。

  • 巣の場所は、木の枝、軒下、屋根裏、土の中などがある
  • 初期は徳利を逆さにした形で、のちにボール状になる
  • 市が示す巣の大きさの目安は、長さ15センチ、直径8センチ程度

参考:泉南市|ハチの巣の駆除について

ネズミ駆除は市の個別ページがなく、府の資料で整理する

泉南市の事務分掌では、環境整備課がそ族昆虫の防除に関することを担当しています。一方、確認した市の害虫のページには、セアカゴケグモ、ハチの巣、アルゼンチンアリ、クビアカツヤカミキリの案内が並び、ネズミの駆除を説明するページは見当たりませんでした。ネズミの相談は、環境整備課に家のどこで何を見たかを伝えて、市の対応を聞くところから始めます。

駆除の考え方は、大阪府の「ねずみの駆除について」が参考になります。府は、餌を与えない、巣を除去する、通路をふさぐという環境面の対策を先に挙げ、そのうえでトラップなどの機械的な方法や、殺そ剤による化学的な方法があると説明しています。トラップだけでは不完全とされているため、侵入口の確認と合わせて考えます。

薬剤は製品の表示に従って使い、子どもやペットが触れる場所には置かないよう配慮します。濃度や量を自己判断で変えず、迷うときは窓口や業者に聞いてください。道具の選び方は殺鼠剤と捕獲器の選び方、最初の確認は家にネズミがいるかもしれないときの記事にまとめています。

参考:大阪府|ねずみの駆除について

野生動物の痕跡を見かけたときは、近づかずに市へ連絡する

泉南市の産業振興課は、2025年に市内でクマのような野生動物の目撃情報があった際、職員が現場周辺を捜索した結果を公表しました。8月末の目撃ではクマの痕跡は確認されず、イノシシと思われる痕跡が確認されたと書かれています。9月末の目撃でも、クマやイノシシと思われる痕跡は確認されませんでした。

どちらの案内も、野生動物に近づくことは子どもにも大人にも危険なので近寄らないよう求め、痕跡を見かけたときは市へ連絡するよう呼びかけています。アライグマやハチと同じく、見た場所と日時、写真の有無を伝えられるよう控えておきます。

参考:泉南市|市内で野生動物の目撃に関する注意と情報提供のお願い(令和7年9月29日付発信)

業者の料金や契約で困ったら、消費生活センターに相談する

ハチの巣やネズミの駆除を業者に頼む場合、見積もりと請求の違いや、契約を急かされる場面で困ることがあります。泉南市消費生活センターは、商品やサービスの契約トラブルなどの相談を、専門の消費生活相談員が受けています。相談費用は無料で、通信費や交通費は相談する人の負担です。

相談できるのは、祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日の午前10時から正午、午後1時から午後4時です。場所は市役所別館2階の産業振興課分室で、電話でも訪問でも相談でき、訪問は事前の申込みが不要です。対象は市内に住んでいる人か、働いている人です。

ほかの相談窓口として、大阪府消費生活センターと、局番なしの188(消費者ホットライン)が案内されています。請求が納得できないときの動き方は駆除の請求トラブルを188へ相談するとき、契約を急かされたときの確認は契約を急かされたらの記事にまとめています。

参考:泉南市|消費者相談