顔だけでなく首と翼を見る

福岡県の生きもの図鑑では、キジバトの首にある縞模様と、肩から背に見える茶系の羽の模様が説明されています。ドバトには同じ首の縞がなく、羽色にはさまざまな個体差があります。

灰色だったという記憶だけより、首の横と翼が一緒に写る写真を使います。幼い個体や遠い位置では模様がはっきりしないこともあるため、見えない部分を無理に補って判定しないでください。

顔だけでなく首と翼を見る:確認項目
比較箇所キジバトの目安ドバトの目安
首の横黒っぽい縞模様同様の縞はない
翼・背茶系のうろこ状模様灰色など個体差が大きい
羽数1〜2羽が多い群れも多いが単独もある

参考:福岡県 生物多様性情報総合プラットフォーム|身近な生きもの図鑑・キジバト

読者の疑問

鳴き声だけで分かりますか?

比較ガイド

鳴き方も参考になりますが、録音の条件で聞こえ方が変わります。姿と合わせて確認してください。

羽数と巣の場所は補助にする

キジバトは一羽や二羽でいる姿、ドバトは群れが手がかりになりますが、一羽のドバトもいます。少数ならキジバト、多数ならドバトという分け方だけでは不十分です。

庭木の枝で座り込むのか、建物のくぼみに入り込むのかを別に残します。鳥が休んでいる場所と巣の場所は一致しない場合があるので、同じ枝に止まることだけで営巣と呼ばないようにします。

家の近くで一緒に見た鳥がすべて同じ種類とも限りません。個体ごとに模様を比較し、キジバトらしい一羽の近くに群れる別のハトまで、同じ種として記録しないようにします。

どちらにも観察用の餌を与えない

種類を見分けるために米やパンを置くと、庭やベランダに来る理由を新たに作ります。姿を確認するなら窓越しや離れた位置を選び、普段の行動を変えない範囲で撮影してください。

被害を減らす際は、植木の受け皿や置き餌など利用されている物と、室外機の裏など身を隠せる場所を別に点検します。通過するだけの鳥まで追い払おうとせず、フンや営巣が続く区画を明らかにします。

巣の扱いを種類名で省略しない

大阪府は、卵やヒナがある巣を取り除く際には捕獲等の許可が必要になることを案内しています。身近なハトだから、あるいは庭木にいる種類だからという理由で、同じ確認を省くことはできません。

枝を運ぶ姿、巣の位置、見える範囲の卵やヒナを記録し、見えない場合は不明と伝えます。撤去や枝の剪定をする前に状態を確認し、巣立ち後の再利用防止まで含めて考えましょう。

参考:大阪府|野鳥が巣を作ったときの対応