フンの量だけで、ねぐらや巣があると決めない
大阪市は、ドバトが雨の入りにくい棚状の場所にねぐらや巣を作り、人の出入りが少ないベランダの隅や室外機の下・裏を利用すると説明しています。手すりに短時間とまるだけなのか、奥に長く滞在するのかを分けて伝えると、確認箇所を絞りやすくなります。
フンや羽毛があるだけで、現在もそこで子育てしているとは限りません。鳥の姿、枝を運ぶ様子、同じ場所への出入りを安全な距離から記録します。室外機の裏が見えなくても、機器を動かしたり手を差し込んだりせず、「奥は未確認」と報告してください。
参考:大阪市|ドバトについて
巣らしい枝があると、すぐ撤去してもらえませんか?
卵やヒナの有無、場所の管理権限を確認してから方法を決めます。予約時に巣がある可能性を伝え、必要な手続きや作業時期を相談してください。
訪れる時間と、使っている場所を残す
記録は「ハトが多い」だけでなく、「朝は手すりに2羽、夕方は室外機の裏に入った」のように時刻と場所を一組にします。夜にいるかどうかは室内から確認できた場合だけで構いません。照明を当てたり鳥を追って確かめたりする必要はありません。
賃貸やマンションでは、写真に階数・部屋番号・共用通路との位置関係を添え、管理会社へ送ります。隣室や上階の利用状況は推測で埋めず、共用部分も含めて管理側に確認を依頼します。清掃済みの日があれば、その後に汚れが増えた場所も伝えます。
| 見たこと | 残す記録 | 業者・管理者に聞くこと |
|---|---|---|
| 手すりに飛来する | 時間、羽数の目安 | どの面から入っているか |
| 奥に長く滞在する | 滞在位置、確認できた時間 | 隠れた場所の点検方法 |
| 枝を運んでいる | 持ち込んだ場所 | 巣・卵・ヒナの状態確認 |
| 床や壁が汚れる | 範囲、清掃日、その後の増加 | 清掃対象と養生・廃棄の範囲 |
巣材だけの場合と、卵・ヒナがいる場合を区別する
巣の中の卵やヒナを、迷惑だからと無断で取り除くことはできません。大阪市は卵・ヒナがいる場合には巣立ち後の巣材撤去を案内し、被害の軽減が難しい場合は捕獲許可の相談先を示しています。空の巣と卵・ヒナがいる巣を、一律に扱わないことが必要です。
ドバトの繁殖期間は長いため、月だけで「もう空だろう」と判断せず、作業前の状態を確認してもらいます。見えない巣を動かして確かめるのではなく、誰が状態を確認するか、当日作業できない場合はどうするかを予約時に聞いておきましょう。
参考:大阪市|ドバトについて
防鳥施工と清掃を一つずつ確認する
相談文は「ベランダの手すりと室外機裏に飛来し、枝の持ち込みも見ました。卵やヒナは未確認です。状態の調査と、防鳥施工・清掃それぞれの見積もりをお願いします」と書けます。鳥がいないことや巣の状態を確認する作業を、施工に含めてもらいます。
ネットを取り付ける場合は、固定位置、外壁への穴あけの有無、避難経路や設備点検の妨げにならないかを、業者と建物の管理者に確認します。たるみや隙間の点検、破損時の連絡先も聞きましょう。高所への取り付けや鳥が残る場所の封鎖を、住人が無理に行わないでください。
施工後の評価は、同じ場所の変化で行う
清掃した部分と施工した部分を写真で残し、新しい汚れが出た場合に比較できるようにします。ベランダ内の侵入が減っても、外側のひさしなど別の位置に飛来する場合は、契約の施工範囲との関係を担当者に確認します。
フンが広範囲にたまっている場合や、設備の裏など手が届かない場合は、清掃方法も合わせて相談します。洗い流した水の行き先、下の階への影響、汚れた物の回収が見積もりに含まれるかを確認しておくと、作業後の行き違いを減らせます。



