越谷市のスズメバチの巣駆除は、市の負担で委託業者が行う

越谷市は、人の生命に危害を及ぼすおそれのあるスズメバチ類の巣を、市民生活の安全を確保する目的で駆除しています。担当は保健所内にある生活衛生課の環境衛生・薬事担当で、実際の作業は市が委託した業者が行います。ハチの巣を所有者が自己負担で駆除する自治体もあるなかで(所沢市のハチの巣への対応が一例です)、スズメバチに限って市が費用を持つ点が越谷市の特徴です。

対象になるのは、巣が確認できて、越谷市内にあるものです。ハチが飛んでいるだけで巣の場所が分からない段階では、この条件に当たりません。市は生態系への配慮から対象をスズメバチ類の巣に絞っており、アシナガバチやミツバチなどの巣は駆除しないと明記しています。

越谷市のスズメバチの巣駆除は、市の負担で委託業者が行う:確認項目
項目越谷市の案内(2026年10月時点)
対象のハチスズメバチ類の巣のみ(アシナガバチ・ミツバチ等は対象外)
対象の条件巣が確認でき、越谷市内にあること
申請方法電子申請・届出サービスまたは電話(画像を添付できる電子申請を推奨)
作業する人市の委託業者(申請者等の立会いが必要)
費用市の負担。取壊し・修復費、床下など特殊な場所の作業分は自己負担の場合あり
冬季(1〜3月)巣の駆除は休止。ハチが確認でき危険がある場合は相談

参考:越谷市|スズメバチの巣駆除

読者の疑問

越谷市はハチの巣を無料で駆除してくれますか?

比較ガイド

スズメバチ類の巣に限り、市の負担で委託業者が駆除します。建物の一部を壊す場合の取壊し・修復費や、床下など特殊な場所の作業分は自己負担になる場合があります。アシナガバチやミツバチの巣は対象外です。

スズメバチの巣駆除の申請から作業までの流れ

巣を見つけて駆除を希望するときは、越谷市電子申請・届出サービスか電話で相談します。市は添付された画像でハチの種類を判断するため、電子申請での依頼を勧めています。写真は巣に近づかず、離れた場所から無理なく撮れる範囲にとどめてください。

電話で相談する場合、市役所の閉庁日(土曜・日曜・祝日)に巣を見つけたときは、巣に近づかないようにして翌開庁日に連絡するよう案内されています。駆除当日は申請者などの立会いが必要なので、委託業者から連絡が来たら、立ち会える日時と巣の場所、高さを伝えられるようにしておきます。

  • 電子申請または電話で市に相談する
  • 市から委託業者へ連絡が入る
  • 委託業者から申請者・相談者へ連絡があり、駆除の日程などを打ち合わせる
  • 申請者等の立会いのもとで、委託業者が巣を駆除する

参考:越谷市|スズメバチの巣駆除

費用が市の負担にならない場合|取壊し・床下・冬季の巣

駆除は市の負担で行われますが、すべての費用が対象になるわけではありません。建物などの一部を壊さなければ駆除できない場合、取壊しの費用と修復費は自己負担です。床下など特殊な場所での作業も、その分の費用が自己負担になる場合があります。日程の打ち合わせの段階で、自己負担が出るかどうかと、その金額を作業前に確かめておくと安心です。

1月から3月の冬季は、スズメバチの巣が空になっている可能性が高いため、巣の駆除は休止されます。ハチの姿が確認でき、人に危害が及ぶおそれがある場合は相談できますが、ハチが確認できない場合は、駆除費用や出張料金を市が負担できない可能性があると案内されています。

参考:越谷市|スズメバチの巣駆除

スズメバチとアシナガバチの巣の見分け方

市の駆除の対象になるかどうかは、巣の形でおおよその見当をつけられます。越谷市の案内では、スズメバチの巣は入口が一つで、初めはとっくりを逆さにしたような形、夏以降は表面がマーブル模様の球状になります。アシナガバチの巣は六角形の入口がたくさん見える形です。確認のために巣へ近づく必要はなく、判断に迷うときは写真を添えて市に相談します。巣を探しに行く前の注意は、スズメバチらしいハチが出入りするときの相談準備でも確認できます。

スズメバチとアシナガバチの巣の見分け方:確認項目
ハチの種類巣の形飛び方市の駆除
スズメバチ(5〜6月頃の初期)とっくりを逆さにしたような形。入口は一つ直線的にすばやく飛ぶ対象
スズメバチ(7〜11月頃)全体が球状で、表面はマーブル模様。入口は一つ直線的にすばやく飛ぶ対象
アシナガバチ六角形の入口が多数見える。ハスの実を逆さにつけた形足を垂らしてゆっくり飛ぶ対象外

参考:越谷市|スズメバチの巣駆除

アシナガバチ・ミツバチなど対象外のハチの巣の相談先

スズメバチ以外のハチの巣は、市の駆除の対象外です。越谷市は、自分で対応する、市が委託している業者の紹介を受ける(生活衛生課へ問い合わせ)、埼玉県ペストコントロール協会へ連絡する、という三つの方法を示しています。市の負担になるのはスズメバチ類の巣だけなので、業者へ頼むときの費用は依頼者が負担する前提で、作業前に見積もりを確認します。

巣の場所や高さによって作業の内容は変わります。アシナガバチの巣を見守れる場所かどうかの考え方や、ミツバチの塊が分蜂か巣かの見分けを先に確認し、依頼する場合はハチの巣駆除の見積もりの読み方を参考に、再訪問や巣の処分が料金に含まれるかを聞いておくと比べやすくなります。

参考:越谷市|スズメバチの巣駆除

ネズミなどハチ以外の害虫・害獣は、市が駆除しない

越谷市保健所は、ネズミなどの衛生害虫について、駆除、駆除費用への補助、殺そ剤などの薬剤の配布を行っていないと案内しています。専門の業者を探す場合の相談先として、埼玉県ペストコントロール協会の電話相談窓口が紹介されており、協会の「害虫相談所」では電話などによる相談を無料で受け付けているとされています。

アライグマやハクビシンによる家屋や農作物の被害は、担当が環境政策課に変わり、箱わなによる捕獲の制度があります。対象者や捕獲後の連絡方法は、越谷市のアライグマ・ハクビシン被害と箱わなの条件にまとめています。

参考:越谷市|ネズミ等衛生害虫の駆除について

賃貸・集合住宅や自分の土地ではない場所の巣

市の案内は、巣が確認できて市内にあることを条件にしており、建物の種類ごとの扱いまでは書かれていません。賃貸住宅やマンションの共用部、隣地など自分が管理していない場所で巣を見つけたときは、まず管理会社や所有者に知らせ、誰が申請して立ち会うかを決めてから市へ相談すると話が進みやすくなります。

建物の一部を壊す必要が出た場合の取壊し・修復費は自己負担とされているため、所有者の了解がないまま作業を進めることはできません。巣の位置を写真と簡単な図で共有し、当日の立会い者と、自己負担が生じた場合の支払いを誰がするかを先に決めておきましょう。