収納場所を物の用途で分ける

おやつの予備、調乳用品、工作用の空き箱、午睡用の布類を同じ棚へ押し込まないよう、用途別に置き場を決めます。食品を扱う区画では、製品の保存条件に沿って容器を使い、開封日や担当者が分かる運用にします。教材の箱は中に食品の残りがないかを受け入れ時に見て、使わない物をため続けないようにします。

厚生労働省の保育所保育指針は、施設内外の設備や用具の衛生管理に努めることを示しています。ここで提案する区分けは、その趣旨を日常の収納へ落とし込む例です。施設の衛生管理計画や自治体の運用に沿って具体化します。

収納場所を物の用途で分ける:確認項目
用品保管で見ること
食品保存条件・開封表示・ふた
工作材料食品残り・入庫日・量
午睡用品使用済みとの区分・置き場

参考:厚生労働省|保育所保育指針(平成29年告示)

読者の疑問

工作用の箱は全部処分しますか?

比較ガイド

一律の処分ではなく、汚れや虫の痕跡、使用予定を見て受け入れと保管のルールを決めます。

子どもの手が届く範囲を地図にする

床、低い棚、午睡の場所、食事をする机の下など、子どもが手を伸ばす範囲を先に整理します。そこへ捕獲用具や薬剤を置くかどうかは職員個人で決めず、管理者と防除担当が配置を検討します。設置したものは場所番号を付け、移動や撤去も記録してください。

発見時は子どもを対象物から離し、職員が写真と場所を残します。午睡用品や遊具を別室へ移す場合も、汚れのある物と通常の物を混ぜず、置いた場所を記録します。処理を急ぐために汚れた物を園全体へ分散させると、その後の確認が難しくなります。

片付けを担当交代に耐える形にする

毎日の片付けでは、食べこぼしの確認、食品容器のふた、使った教材の戻し、不要な箱の搬出を短い項目にします。閉園担当だけに任せず、食事や活動の終了時点で誰が何を片付けるかを決めると抜けを減らせます。長く使わない教材は入れた日を表示し、棚の奥を見られる取り出し方にします。

虫の発見記録は「処理した」で終わらせず、何をどこで見つけ、どの物を移動したかを残します。次の勤務者が同じ場所を探せる写真を付けると、翌朝の確認が容易です。園児や家庭を発生源と決めつける説明はせず、まず施設内の状況を把握します。

休園前後と処置後の再使用を決める

連休前は食べ物の保管期限、持ち込まれた箱、ゴミ容器を確認し、休園中の見回りに含める場所を決めます。防除作業を行う場合は、食器、遊具、寝具への処置と保護、換気、清掃、再使用の条件を事前に聞き、担当者が確認してから子どもを戻します。においの有無だけで判断しないでください。

保護者への連絡が必要な場合は、確認した事実、影響する場所、施設の対応を管理者がまとめます。種類や原因が未確定ならそのまま伝えます。日常点検に戻った後も同じ棚の状態を追い、保管の区分や清掃しにくい箇所を見直していきます。