穴だけで虫の種類を決めない
さいたま市健康科学研究センターは、カツオブシムシ類が衣類や乾燥食品などに被害を与え、収納物から幼虫や脱皮殻が見つかることを紹介しています。穴の形だけで断定せず、周囲の虫体を材料にします。
衣類全体、傷の接写、虫がいた場所を別に撮ります。虫が見えない場合は擦れや引っ掛けも候補に残し、「昨年の収納時には傷がなかった」など時間の情報を添えましょう。
| 確認対象 | 残す情報 |
|---|---|
| 衣類の傷 | 素材・穴の位置・収納時期 |
| 虫の痕跡 | 幼虫・脱皮殻・発見区画 |
| 周辺の餌 | 毛くず、乾燥食品、飼料 |
参考:さいたま市健康科学研究センター|衣類や食品を食べる害虫「カツオブシムシ類」
成虫を取れば被害は止まりますか?
収納内に幼虫や餌になる物が残る場合があります。成虫の捕獲と発生源の確認を組み合わせます。
衣類の表面から収納の奥へ確認する
まず同じ引き出しの毛織物や毛皮、じゅうたんの端などを見ます。衣類を振って広げず、一点ずつ点検し、疑わしい物は袋に分けておくと、未確認の物と混ざりにくくなります。
棚の隅、家具の下、衣装ケースの溝にある毛くずやほこりも確認します。成虫が窓際にいた位置だけを発生源にせず、幼虫と脱皮殻がどこに集中するかを地図やメモに残してください。
洗濯と防虫剤は収納条件までそろえる
洗える物は表示に従って汚れを落とし、乾かしてから収納します。洗えない衣類は、素材と虫の発生をクリーニング店へ伝え、可能な処理を確認してください。家庭の熱湯や高温処理を一律に使わないようにします。
防虫剤を使う場合は、対象の収納量、密閉性、交換時期を表示で確かめます。異なる成分をむやみに重ねたり、衣類へ直接薬剤を吹きかけたりせず、清掃してから適した保管方法を選びます。
乾燥食品が近くにないかも点検する
かつお節、煮干し、長期保管の飼料などが収納と近い場所にある場合は、包装の中と棚のくずを確認します。衣類で見つけたからといって、餌になる物が衣類だけとは限りません。
対策後は、古い穴が残っていることと新しい被害を分けます。清掃後の脱皮殻や新しい穴の位置を記録し、続く場合には種類の再確認と未点検の収納を調べましょう。家中の衣類を一度に廃棄する必要があるとは限りません。




