成虫と食品内の痕跡をつなぐ

横浜市衛生研究所は、ノシメマダラメイガの幼虫が乾燥食品を食べ、糸や粒状の排泄物を残すことを説明しています。小さな蛾が一匹飛んだだけでは発生源は分からないため、保管食品も確認します。

成虫の羽の模様、食品に付いた糸、容器の縁やふたにいる幼虫を別々に撮影します。食品の粉や結露による固まりを、写真だけで虫の痕跡と決めつけないようにしてください。

成虫と食品内の痕跡をつなぐ:確認項目
確認する物手がかり
乾燥食品の中糸、幼虫、粒状のもの
包装とふた小さな穴、継ぎ目、隙間
棚と容器の外こぼれた粉、幼虫のいる位置

参考:横浜市衛生研究所|食品の管理は大丈夫ですか?その1 ノシメマダラメイガ

読者の疑問

未開封だから別の食品が原因ですか?

比較ガイド

薄い包装を食い破る場合があります。未開封の物も、穴や内容物の変化を確認してください。

米だけでなく乾燥食品を順に見る

米びつだけを空にして終わらず、粉類、菓子、ナッツ、乾燥果実、ペットフードなどの棚を順に確認します。開封日が古い物から一袋ずつ調べ、虫が疑われる物を他の食品の上で広げないようにします。

薄い袋は未開封でも安心とはいえません。外側の穴、シール部分、容器のふたのすき間まで見て、異常がある食品は袋ごと密閉して分けます。購入先へ相談する場合に備え、商品名と期限、製造番号も残してください。

食品へ薬剤をかけて戻さない

虫のいた食品はそのまま食べ続けず、状態と対応を確認します。食品そのものへ殺虫剤を使って虫を取り除いたことにする方法は取りません。棚へ処理する場合も、食品を退避し、使用可能な場所と再使用の条件を表示で確認します。

棚の角、容器の溝、袋の下のこぼれた粉を清掃し、回収物は室内で開放しないようにします。空の容器もふたまで清掃し、乾かしてから新しい食品を入れてください。

再発を減らす容器と点検を選ぶ

農研機構の図鑑は、ノシメマダラメイガが包装を食い破って侵入することや食品表面に糸を張ることを説明しています。買った袋を輪ゴムで止めるだけでなく、確実にふたが閉まる硬い容器で保管を考えます。

古い食品へ新しい物を継ぎ足さず、先に入れた分が分かるようにします。対策後に蛾が見つかったら、処理した棚と未点検の棚を区別し、成虫だけでなく食品の新しい糸や幼虫の有無を再確認しましょう。

参考:農研機構 食品研究部門|貯穀害虫・天敵図鑑・ノシメマダラメイガ