鍵を受け取った後、荷物を置く前に一巡する
入室できる日時を確認し、収納の内側、流し台の下、窓・網戸、壁際などを見て回ります。虫、抜け殻、粒や点状の汚れがあれば、近い写真と部屋のどこか分かる写真を組にします。自分で設備を外したり、床下へ潜ったりして確認範囲を広げる必要はありません。
見つからなかった場所も「確認したが目につく痕跡なし」と記録すると、入居後に変化を比べられます。「虫がいない証明」とは区別してください。賃貸では入居時の状態確認票があれば併用し、虫の記録と設備の破損記録を同じ場所番号で残すと説明しやすくなります。
| 段階 | 見る場所・物 | 記録の目的 |
|---|---|---|
| 搬入前の新居 | 収納・水回り・窓周り | 入居前に見えた状態を残す |
| 旧居で梱包する前 | 家具の継ぎ目・寝具・かばん | 運ぶ物に気になる痕跡がないか調べる |
| 新居で荷ほどき | 箱ごとの内容物と置き場所 | 発見した物を追えるようにする |
| 生活開始後 | 同じ場所の再確認 | 新たな出現と搬入前の記録を比べる |
空っぽの部屋で虫を見つけなければ、そのまま入居してよいですか?
短時間の確認で見つからなかったことだけでは、潜んでいる虫まで否定できません。確認時の写真を残し、荷物も点検してから搬入します。過去の発生を聞いている場合は、対応記録と入居後の連絡先も確かめましょう。
運び込む家具と荷物は旧居でも確認する
横浜市は、トコジラミが家具やかばんなどに付いて持ち込まれることや、バッグ内部の痕跡確認を案内しています。新居を空室のうちに処理しても、搬入物の状態を確認する作業は残ります。特に以前から虫を見ている家具や寝具は、通常の引越し荷物と一緒に運ぶ前に相談しましょう。
家電の外側や家具の見える継ぎ目は確認できますが、内部を分解する必要はありません。気になる物には箱番号と写真を対応させます。新居で複数の箱を一度に広げるより、置き場所を決めて順に確認すると、どの物で見つかったかを説明しやすくなります。
発見したら「清掃済み」だけで話を終えない
新居で虫や痕跡を見つけた場合は、管理会社や売主側の窓口へ、日時・場所・写真とともに報告します。例えば「流し台下の右奥に小さな虫がいました。写真を添付します。種類の確認と搬入前の対応を相談したいです」と書けば、単なる清掃の依頼との違いが伝わります。
清掃や防除を実施済みと言われたら、実施日、対象害虫、作業した部屋、調査結果や注意事項があるかを尋ねます。入居後の連絡窓口も確認してください。原因や費用負担は一枚の写真だけで決めず、契約内容と現場の確認を踏まえて協議します。
処理と搬入の日程を重ねすぎない
虫の種類が不明なまま、荷物を入れる直前に予防目的で一律に薬剤を使う予定は避けます。実際に防除する場合は、対象と方法を確認し、養生、換気、清掃、再使用に必要な時間を施工者から聞いてから搬入時刻を決めましょう。
トコジラミ等が疑われる荷物は、運搬前の相談で梱包や移動の方法を確認し、引越し担当者へ必要な情報を共有します。ほかの部屋へ移せば解決と考えて広げないことが大切です。搬入後は、不要になった梱包材を自治体のルールに沿って片付け、壁際が見える状態を保って経過を確かめます。





