最初に床下の方式を確認する
図面や住宅会社の資料で、床下を外気で換気する住宅か、基礎断熱などで室内側に扱う住宅かを確認します。方式が不明なまま換気口を増設したり閉鎖したりすると、もとの設計と合わない対策になります。床下に入らず、外から見える換気部材と水切りを撮影し、住宅会社へ判断を依頼してください。
城東テクノのキソパッキング工法の維持管理資料では、外周の換気スリットを物で塞がないことが示されています。これは対象工法の注意事項なので、別の構造にも同じ作業を当てはめず、まず自宅の仕様を確かめます。
| 気になる変化 | 併せて残す情報 |
|---|---|
| 雨後だけ湿る | 降雨日・外周の水たまり |
| 水回り付近だけ濡れる | 設備の使用時刻・配管位置 |
| 広い範囲で湿りが続く | 換気方式・測定位置 |
参考:城東テクノ|シロアリ被害にあわないためのメンテナンス&チェック
換気口を増やせばよいですか?
住宅の方式によって必要な対応が変わります。図面や現場を住宅会社に確認してもらってから判断します。
水分の入口を三つに分ける
雨の後だけ湿るのか、台所や浴室を使うと変わるのか、天候と無関係に続くのかを記録します。配管からの漏れ、雨水の流入、通気や結露の問題では点検する担当が異なります。床下の写真には撮影日と位置を付け、湿った地面だけでなく、配管の接続部や木材の変色も写してもらいましょう。
一枚の写真から発生期間までは分かりません。測定を受ける場合も「何を、どこで、どの機器で測った値か」を残すと、補修後の比較に使えます。床下全体を一律に湿っていると扱わず、濡れた区画と乾いた区画を分けます。
防除と水分対策を組み合わせる
虫がいるかどうかは、湿気の印象だけで決めず、虫体や木材の被害を調べます。漏れがあるなら設備修理、雨水が入るなら外周の排水や防水、換気が塞がれているなら適した形での改善を検討します。防除薬剤だけを施工しても、漏水そのものの補修にはなりません。
調湿材や換気機器を提案されたら、原因のどの部分に効く計画なのか、電源や点検が必要か、既存の床下方式に適合するかを確認します。材料の量だけでなく、設置後に配管や木材を点検できるかも図面で見せてもらうと判断しやすくなります。
改善後の比較日を決める
工事直後の写真に加えて、次の雨や設備使用のあとなど、元の問題が現れた条件での確認を予定します。「においが減った」という感覚と、「漏水箇所が乾いた」「新しい虫の痕跡がない」という事実を区別して記録してください。再点検までの期間は原因と補修方法に応じて担当者と決めます。
住人の作業は安全に見える範囲にとどめます。狭い床下への進入や電気機器の設置を自己判断で進めず、点検口から見えなかった範囲は未確認として報告に残してもらいましょう。湿りが戻った場合の連絡先を、設備側と防除側の両方で把握しておきます。



